スペインは美しい景観や文化的な魅力にあふれる旅行先ですが、スリや強盗の被害が旅行者に多いこ
とでも知られています。
実は私もスリの被害に遭いそうでした。幸い未遂で終わりましたが彼らはプロフェッショナルです。たまたま後ろを振り返った時には妻のバックを開けられていました。それまで全く分からなかったのです。
自分で自分を守らなければせっかくの旅行も台無しになってしまいます。この記事では、旅行中に遭遇する可能性のあるトラブルやその対策、被害にあった場合の対処法について詳しく解説します。
1. 旅行中に遭遇しやすいトラブルの種類
(1) スリ
旅行中に一番遭遇する確率はスリや置き引きなどの盗難被害です。
日本人旅行者がスペインで被害に遭う犯罪の内訳について、具体的な統計データは限られていますが、外務省の情報によれば、2023年に報告された日本人被害者153人のうち、約97%(148人)がスリや置き引きなどの盗難被害でした。
特に、バルセロナやマドリードなどの観光地では、スリや置き引きが多発しています。
例えば、2023年の日本人被害者153人のうち、バルセロナでの被害が約49%(75人)、マドリードでの被害が約28%(43人)を占めています。
これらの都市では、観光客を狙った犯罪が多いため、特に注意が必要です。
- スリ・置き引きなどの盗難被害: 約97%(148人)
- その他の犯罪被害: 約3%(5人)
- 主な発生場所: 観光地、公共交通機関、混雑した市場や通り
- 手口:
混雑に紛れてバッグやポケットから財布やスマホを抜き取る。
日本人はiPhoneの所持率が高くまた高価で売れるため狙われやすいです。写真や動画を撮影中にスマホを取られたりバックを開けられたりします。要注意‼️
地図やチラシを差し出して気をそらせている間に盗む。
カフェをしている時も注意してください。私の知人は話しかけられている隙に、もう一人がバックを盗んでいきました。
私たちが被害に遭ったのはマドリードの王宮近くのサバニティ庭園。
私がたまたま後ろを振り返った時にはもう妻のバックは開けられていました。妻もまったく気づいていませんでした。遊びに来てくれた友達は観光地として有名なトレドでパスポートを取られています。全く気づかなかったようです。
相手は基本的にペアで動いています。一人は気を散らす人、その間にもう一人がスリを行います。あとスペイン人ではないことが多いので注意しましょう。
(2) 強盗
- 主な発生場所: 夜間の人気のない通りや治安の悪いエリア;基本的には治安の悪いエリアなど下調べをしておいた方がいいと思います。私も興味本位で足を踏み入れたことがありますがやはり空気が違う気がしました。(明るい時です。)
- 手口:
- 突然バッグを奪い取る
- ナイフや脅しを用いる場合もある
パリですが義母は羽交い締めにあいバックを取られそうになりました。たまたま助けてくれたのは日本人女性を彼女に持つ現地の彼氏さんだったようです。意外と他人は助けてくれません。自分の身は自分で守りましょう。
(3) 詐欺
- 主な発生場所: 観光地や路上;この手の詐欺は非常に多いですが相手をせず無視していきましょう。私も来た当初はいちいち話を聞いていましたが本当に困っている人は一人もいませんでした。
- 手口:
- 偽の募金活動を装う
- 「助けが必要」と言って財布を見せるように仕向ける
料金を上乗せしてくる不正なタクシーや飲食店。
スペインのタクシーは気をつけてください。ウーバーでタクシーを呼ぶのが一番安心できます。ウーバーアプリをダウンロードして旅行にいきましょう。料金もわかるし運転手を評価するシステムなので比較的安心です。ただしたまに携帯を貸してくれといって勝手に自分の評価を上げる人もいました。
ウーバーではない現地のタクシーに乗った時、2倍の料金を支払わされたことがあります。
- レストランなどでは気づいていないだけかもしれませんが不正な料金を取られたというのはないです。しかし必ずレシートを受け取るようにしましょう。注文した料理と金額が合っているか確認する必要はあります。
2. トラブルを防ぐための対策
(1) 持ち物の管理
- 貴重品は分散して持ち歩く
- 財布やスマホをポケットではなく、服の下に隠せるマネーベルトに入れる。私はマドリードやバルセロナに行く際は常に体に密着できるショルダーポーチを使うようにしています。
- 外側のポケットには重要なものを入れない
(2) 服装と行動
- 観光客に見える服装や高価なアクセサリーを避ける。日本人は非常にオシャレだと思います。しかしそれゆえ現地の人から見ても日本人だとわかる人も多く狙われやすい。
- 混雑した場所ではバッグを前に持つ。また後ろを振り返って確認するように私はしています。(マドリードやバルセロナの時は)警戒している人だと思わせるだけでスリのリスクも減ります。本当にあっという間に後ろにいてバックを漁ったりしますのでときおり後ろもチェックしましょう。
- 道路側ではなく建物側を歩く
(3) その他の対策
- 貴重品のコピー(パスポートやカードの写し)を取っておく。財布を取られた場合クレジットカードを止める必要があるのでクレジットカード会社の電話番号など控えておきましょう。
- スペインで利用可能な緊急連絡先を保存
- 警察の緊急番号: 112
- ちなみにスリなどではほぼ警察は動いてくれません。警察に期待しないようにしてください。(それぐらいスリなど日常茶飯事ということです。)
3. 被害にあった場合の対処法
(1) スリにあった場合
- 冷静になる: 慌てず被害状況を確認;何が取られているのか確認しましょう。それにより対応が変わります。
- 最寄りの警察署で被害届を提出:
被害届 (Denuncia) は保険請求や再発行手続きに必要
大使館や保険会社に提出する際に役立つ
(2) 強盗にあった場合
- 安全な場所に移動
- 警察に連絡 (112):
- 被害の状況を詳細に報告;現地の言葉や英語ができない場合、まずは大使館に連絡しましょう。日本語で対応してもらえます。
- 地元の日本大使館に相談
- 日本語が通じるので被害があった場合、大使館に相談するのも良いでしょう。パスポートの更新などでマドリードの大使館にはいきますが丁寧に対応してもらえます。
(3) パスポートを失くした場合
警察署で被害届を取得
日本大使館でパスポートの再発行手続きを行う:
必要な書類: 被害届、身分証明書のコピー、写真(可能であれば)念の為、必要な書類は旅行前にまとめてコピーと写真を持っていきましょう。
4. 日本大使館・領事館の連絡先
スペイン国内の日本大使館および領事館の情報を掲載しておきましょう。スペインに旅行する際はあらかじめ電話番号は登録しておきましょう。
- マドリード日本大使館
- 住所: Calle Serrano, 109, 28006 Madrid, Spain
- 電話: +34 91 590 76 00
- バルセロナ領事館
- 住所: Av. Diagonal, 640, 2a planta, 08017 Barcelona, Spain
- 電話: +34 93 280 34 33
5. まとめ
スペイン旅行をより安心して楽しむためには、事前の準備と注意が欠かせません。結局のところ自分で自分を守ることが大事です。最悪の事態に備えた対策を講じ、トラブルが起きた場合には冷静に行動しましょう。準備万端で、スペインの素晴らしい旅を満喫してください!

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